典型パターン(6類型)と調査アプローチ
1. 請求書偽装・口座すり替え
実在取引に便乗し、請求書の口座を差し替え。メール改ざんやドメインなりすましを伴うケースでは、ヘッダー解析と送金ログの時系列整合で裏付けます。
2. 名義貸し・受取代行
短期開設口座・多重口座・第三者経由。名寄せと入出金の偏在、ATM出金の連続性から実体を推定します。
3. 暗号資産への即時転換
CEX入金直後の換金・外部アドレス移転。ブリッジ/ミキサー通過の有無を評価し、アドレス群をクラスタリングします。
4. 貿易書類の価格乖離(TBML)
インボイス価格・数量・物流実績の乖離を検知。輸出入記録と支払明細を突合して、迂回ルートを可視化します。
5. コンサル/広告費名目
役務の実在性が希薄。契約条項・成果物・検収記録を裏取りし、実体のない支出を切り分けます。
6. 国際送金の多段中継
複数国を経由する中継送金。時差・休日・着金タイムラグのパターンで不自然性を抽出し、迂回の痕跡を特定します。
取得データと検証手順(例)
| データ | 入手例 | 検証・突合 | アウトプット |
|---|---|---|---|
| 送金明細・SWIFT | MT103、受取口座情報、メモ欄、時刻 | 名寄せ・地理情報・休日偏在・再現チェック | 時系列フロー、差異リスト、注意喚起メモ |
| メール/請求書 | 原本メールヘッダー、請求書PDF | SPF/DKIM/DMARC、改ざん痕、版管理の整合 | 改ざん有無の所見、再発防止案 |
| CEXログ・チェーンデータ | 入出金履歴CSV、アドレス・TxHash | クラスタリング、ブリッジ・ミキサー通過判定 | 可視化図、開示ルート、差止オプション |
| 契約・検収・登記 | 契約書、成果物、検収記録、登記簿 | 役務実在性、受益者、関連当事者の連関 | 実体評価、条項見直し案、リスクKPI |
参考:詐欺・金融トラブル・暗号資産調査の外部資料は fraud-tw.japandetective.com を参照してください。ESG・人権DD観点の併走が必要な場合は esg-tw の方針と統一します。
実務指針(再発防止と差止)
- 一次資料/分析/評価を分冊し、出典・取得日時・取得経路・担当・ハッシュ値を明記する。
- 請求書・支払口座の検証フローを二要素化し、GL連携で用途コードを固定する。
- 対外活用時は 弁護士連携 の章立てに再構成し、差止・仮差押に直結するエビデンスパスを提示する。
※本ページの内容は一般的説明であり、個別案件の結果を保証するものではありません。
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